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【座談会】若手パチンカーに聞く! アニメパチンコ座談会──物語を確率へとひらくメディアミックス|早稲田大学負けヒロイン研究会

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※本記事は、2022年6月5日にTwitterのスペースで行われた「アニメパチンコ座談会」の内容を書き起こし、一部加筆・修正のうえ、再構成したものです。なお、パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。パチンコ・パチスロは18歳になってから。

話:くあド × 三条しぐれ × 蛍火くじら × 舞風つむじ(早稲田大学負けヒロイン研究会)

聞き手:安原まひろ+てらまっと(低志会)

構成:舞風つむじ

てらまっと それでは「アニメパチンコ座談会」を始めていきたいと思います。よろしくお願いします。

 開催の経緯をまずお話しすると、私がある日Twitterのタイムラインを眺めていたら、フォローさせてもらっている若い方々が「パチンコで勝った/負けた」というツイートをされていたところから始まります。「気がついたら若者がみんなパチンコを打っている!」みたいな衝撃がありました(笑)

 私自身はパチンコについて、アニメとタイアップしたものも多いらしいという程度の知識しかないのですが、少し前からアニメ自体の制作費にも、パチンコやパチスロに関連したものが相当の割合を占めているという話を耳にしていました。とはいえ、よく一緒に話している「低志会」1には、パチンコを嗜む人はほとんどいません。そこで、パチンコとアニメの世界がどのようにつながっているのか、アニメパチンコを現役で打っている若い方々に教えてもらおう、というところからこの座談会の企画がスタートしました。

 私自身はまったく経験がないので、ここからはおそらく低志会でいちばんこのトピックに詳しいであろう安原まひろさんに進行をお願いして、若き「パチンカー」の皆さんのお話をうかがっていければと思います。

目次

パチンコを始めたきっかけ

安原まひろ まず基本的なところからうかがいたいのですが、お三方(くあド・三条しぐれ・蛍火くじら)の関係と、それぞれパチンコを始めたきっかけを聞いてもよろしいですか?

蛍火くじら 一応、3人とも「早稲田大学負けヒロイン研究会」2に古くから参加しているメンバー……のような何かだと思ってもらえればいいと思います(笑)

 僕がパチンコを始めたきっかけは、コロナ禍で暇を持て余していたことがあります。あと、もともとRPGが好きだったのですが、いまはネットで外部と接続されているゲームが多いこともあって、ほかのプレイヤーとのコミュニケーションが前提になっているところが少し苦手なんです。パチンコは誰も関わってこないところが良かったんですよね。

安原 コロナ禍が理由というのは重要な証言かもしれませんね。たしかコロナ禍と重なるかたちで、競馬などの公営ギャンブルの売り上げも伸びていると聞きました。最近では専用アプリなどもあって、スマホでもできるようになっているんですよね。「誰も関わってこないところが良い」というのも興味深いポイントです。三条さんとくあドさんはどういう経緯で始められたんでしょうか?

三条しぐれ ほとんどこの界隈のせいですね(笑)。くあドさん、蛍火さん、舞風つむじさんに “連行” されてパチンコのいろはを教わりました。そのときは『ガールズ&パンツァー』(2012)の台を打って負けたのですが、その後、暇があるときに、自分が見たことのあるアニメの台を「ちょっと打ってみようかな~」と思って何度か打ってみたところ結構大きな当たりを体験してしまい、そこからいまに至ります。

くあド オルグした結果、立派な「パチンカス」になってしまいました(笑)。僕は悪い若者だったので、だいぶ早い時期に知りました。あるコミュニティにいたときに周りの人がやっていて、そのときに誘われて……という感じです。ただ、僕はもともとパチンコではなくスロットをやっていたのですが。

アニメパチンコの多様性

安原 皆さんは基本的にアニメとタイアップした台を打つことが多いみたいですが、いまアツい台ってあるんでしょうか? 店舗を外から眺めたり、皆さんのツイートを見たりしていると『とある科学の超電磁砲』(2009)を推しているように見えますが……。

「Pとある科学の超電磁砲 WebCM」より、《Pとある科学の超電磁砲》(2022)筐体
©鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN ©鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S ©2018 鎌池和馬 /冬川基 /KADOKAWA /PROJECT-RAILGUN T ©FUJISHOJI CO., LTD.

蛍火 そうでもないです(断言)

三条 嫌なパチンカスがいる(笑)。ただ、蛍火さんの言っていることはわかります。『超電磁砲』は安定性に欠けるんですよね。

蛍火 つい脊髄反射で(笑)。出たときの火力と安定性のバランスをどう見るかは、人によって変わるとは思います。僕は安定性を取りたいのであんまり……という感じです。

安原 この場合の「安定性」というのはどういうものなんでしょうか?

蛍火 『超電磁砲』はちょっとリスキーだけど爆発するときは爆発する、という台なんですが、安定した台は当たることは多いけど大当たりはあまりない、という特徴があります。『とある魔術の禁書目録』(2008)の台は後者のタイプです。

くあド 『禁書目録』には「天井(遊タイム)」というシステムがあって、一定数回転して当たらないと、当たりやすいゾーンに移行するんです。そういう意味で安定している。

《Pとある魔術の禁書目録》(2020)遊タイム解説
©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX ©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅱ ©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE ©2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ ©JFJ CO., LTD.

三条 ちょうど先週の僕ですね……。ソーシャルゲームの「ガチャ」と同じシステムだと思ってもらえればいいと思います。『禁書目録』の「天井」は大当たりになるのですが、「天井」のギリギリ手前くらいで小さな当たりを引いてしまうと、「天井」のカウントがゼロからリスタートになってしまうので悲しみがあります(泣)

安原 台によっていろんなシステムが搭載されているんですね。皆さんがパチンコを始めた頃の、アニメを題材にした思い出深い台などはありますか?

蛍火 僕は最初に触れた台だったということもあるのですが、『戦姫絶唱シンフォギア』(2012)ですね。たしか「霜降り明星」の粗品さんに『シンフォギア』の大当たり音を再現するというネタがあって、それで知った記憶があります。

 それと『シンフォギア』には、当時としては革命的なシステムが搭載されていました。パチンコの基本的な流れとして、当たった後にそれが連続するかどうかを機械のほうでジャッジするのですが、『シンフォギア』ではその演出として、敵のボスと戦うシーンを擬似的に再現していたんですよね。それが凝っていて、とても面白かったんです。

安原 アニメ本編と同じように歌って戦うんですか?

蛍火 そうです、「絶唱」します(笑)

三条 最近では『結城友奈は勇者である』(2014)のパチンコも出ていて、何年か前にこういうアニメあったな~という作品が多い印象です。『結城友奈』はたしか続編もやっていましたが。

てら 少し気になったのは、どちらの作品も女の子が死んだり、死にそうになったりしながら戦うアニメですよね。何か関係があるんでしょうか?

三条 バトル系の作品はパチンコにしやすいのかもしれません。基本的に強いボスのほうが当たる確率が上がる傾向があって、逆に雑魚キャラは確率が下がるのでよく負けてしまうんですよね。なので、女の子たちには強敵相手に苦しんでほしい、みたいな感情はたまに湧きます(笑)

蛍火 画面の向こうで女の子たちが頑張っているのだから、俺たちも頑張って打たねばならぬ……みたいな(笑)

安原 なるほど(笑)。逆に、戦わない作品だとどういうものがあるんでしょうか?

蛍火 『けものフレンズ』(2017)は……一応戦ってるか。

くあド 『笑ゥせぇるすまん』(1989)は入ると思います。

三条 最近だと《アイドルマスター ミリオンライブ!》(2013−)だと思います。ソーシャルゲームですが、2023年にアニメ化もされるみたいです。

《FEVER THE iDOLM@STER. MILLION LIVE! PREMIUM 39 TOUR!!!》(2021)LIVEリーチ解説
©窪岡俊之 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BANDAI NAMCO Sevens Inc.

安原 《ミリマス》だと、ライブを成功させる感じになるんでしょうか?

三条 そうですね。ライブで歌い切ると当たります。なので、逆にトラウマになっている曲もあります。

蛍火 「Angelic Parade♪」とかね。

てら トラウマになるというのは、歌い切れずに終わってしまうからですか?

蛍火 いえ、そういうことではなく、たんに勝率が低いからですね。だから、本家ソーシャルゲームの《ミリマス》を実際にやっている層とはまったく別の理由で「ヘイト」を買っているキャラクターもいます。ほかにも初代の『シンフォギア』台だと、特定のキャラが出た瞬間にありとあらゆる確率が大幅に下がる演出もありました。そのせいで、倒せば当たりになる敵キャラより嫌われていたかもしれません(笑)

くあド 『魔法少女まどか☆マギカ』(2011)の台でも「さやかが出るとちょっと……」みたいな雰囲気がありました。

三条 美樹さやかもそうですけど、青色ってパチンコの演出のなかだと当たる確率がかなり低いので、青色が出るとちょっとげんなりするんです(笑)。基本的に青、緑、赤(50%くらい)、金(80%くらい)、虹(90%くらい)という順番で確率が上がっていくので。

てら なんだかつらい話ですね(笑)。でも、それってとても面白いと思います。原作の物語の設定とは別の感情移入のシステムがあるってことになるわけだから……。

アニメパチンコと原作の関係

安原 パチンコによって原作の物語が補完されたり改変されたりすることってあるんですか?

三条 『まどマギ』だと、マミさんが「マミられる」3のを回避して大当たり、という演出があります。

《CRぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ》(2017)より、巴マミ
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS Licenced by SACRAMUSIC Licenced by Aniplex Inc., ©KYORAKU

くあド 『ガルパン』でも原作とは逆に、大洗女子学園が黒森峰女学園に負ける演出もあります。

蛍火 『マクロスF』(2008)だと、主人公のアルトが助けに来なくて、ヒロインのランカがバジュラに食べられそうになる演出もあります。というか、あれは明らかに食べられてると思うのですが……。ただ我々は同じシーンを何回も見ているので、醒めた目で見送ることになります。

てら ループしてる人みたいになってる(笑)。美少女の命がかかってるのに……。

安原 当たるかどうかで原作から展開が分岐する、というのはとても面白い話ですね。原作との関係で言えば、いま打っている台のアニメ本編を見返したりすることはありますか? もう一度物語の内容を思い出しておきたい、みたいな。

蛍火 僕はあります。『シンフォギア』は最初にパチンコをやって、その後アニメを見ました。ただ、アニメを見てしまうとアツいリーチのときにいちばん好きなシーンが来るので、パチンコしながら泣きそうになるという若干の弊害があります(笑)

安原 なるほど(笑)『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)のパチンコから原作に流入した層はかなりいるという話も聞きます。パチンコから原作へ、みたいな接続はパチンコ屋に来ている年齢層が高めの人たちにも発生してそうですね。

 ところで、逆にパチンコが原作のアニメって最近では少なくなりましたか? 新しいのだと10年以上前の『Rio RainbowGate!』(2011)くらいしか記憶にないです4

くあド そもそも少ないというのもあると思いますが、僕もあまり覚えてないですね……。少し話が逸れてしまいますが、《押忍!番長》シリーズ(2005−)はアニメや漫画ではなく携帯アプリゲームがモデルになっていて、ユニークだと思います。

三条 アニメ化ではなく音楽の話ですが、パチンコで新曲が出ることもありますよね。最近だと『Angel Beats!』(2010)の台で、作中ロックバンドの「Girls Dead Monster」の新曲が出てました。

蛍火 その曲を聴くために打ちに来る人もいますね。

安原 その曲に出会うまでにも当たりが必要ですよね。すごい商法だ(笑)

くあド 「ガルデモ」はCDも売られていたと思いますが、漫画原作の台だとCDが出なくて、打たないと聴けないことはありますね。

蛍火 新曲はあまり多くないですが、新規イラストがパチンコで追加されることは多いですね。『対魔道学園35試験小隊』(2015)というブルーレイディスクの売り上げが500枚くらいだったアニメがあるんですが、このアニメのスロットがなぜかテレビ放送の5年後に出たんです。このスロットだと、当たるとヒロインたちの花嫁姿が見られました。僕はこの作品が好きで、スロットもやっていました。原作は花嫁とか言ってられるような世界観ではないのですが(笑)

《対魔導学園35試験小隊》(2020)
©2015 柳実冬貴・切符/KADOKAWA/対魔導学園35製作委員会 © HEIWA.

くあド 水着イラストも多いですよね。

蛍火 そうですね。連続して当たるとご褒美イラストがあったりするので。『超電磁砲』の台だと、御坂美琴の水着イラストが虹色の枠に囲まれていると当たり、という演出があります。

三条 当たってないときでも、ヒロインが花嫁姿だったりすると当たる確率は高いので、やっていて楽しいです。

安原 負けたときの演出ではありますが、アーケードゲームの《ボンバーガール》(2018−)や《クイズマジックアカデミー》(2003−)にもお色気要素がありますからね。逆に「これは原作と乖離しすぎている」みたいな批判を受けた台はあるんですか?

蛍火 最近だと『頭文字D』(1998)の台は、車のデザインがテキトーだったらしくて、原作へのリスペクトが足りてないと言われていた気がします。

くあド ただ、パチンコをする人は必ずしも原作に興味があるわけではないので、そういった批判はあまり多くないですね。あと、パチンコするときに話す役に立たないプチ雑学なのですが、「藤子不二雄A」と「藤子・F・不二雄」の見分け方として、パチンコの台が出てるかどうかというものがあります。前者が出ていて、後者は出ていないんですよね。ほかには『緋弾のアリア』の原作小説(2008)が進みすぎた影響で、いまパチンコに出ているキャラは本編にほとんど出てこない、というネタもあります。

安原 やはり、原作がパチンコになるまでの時間差というものはありますよね。

くあド 『交響詩篇エウレカセブン』(2005)なんかはそうですよね。

てら 『エウレカ』については、ちょうどTwitterのほうで「アニメパチンコ座談会、エウレカシリーズについては必ず触れてほしいですね(パチンコで妙な人気を獲得し続編が制作され、ハイエボ三部作という大傑作が生まれたことについて)」というコメントが来ています。

くあド 『エウレカ』は、まだ規制が厳しくなくてスロットが楽しめた頃、台のシステムが面白くて人気が出ました。

蛍火 『エウレカ』はたしか、また新台が出ますよね。

てら パチンコで新作の制作費を充当し、その新作がまたパチンコになる……ってコト!? なんかすごいですね。

三条 そもそもパチンコの収益って、版権元にどういう形で入ってくるんですかね? カラオケと同じように1回プレイされるごとに◯◯円、という感じなのでしょうか?

蛍火 詳しくは知らないのですが、かなりのお金が動いていると思います。たしか版権元とパチンコの制作会社が数年間の契約を結んで、その期間中は台が出せるという形式だったはずです。期間が終われば、別の会社と契約を結び直したり、追加で契約を延長したりすることもあると思います。

くあド 版権元との契約料はかなり高いという話も聞きますね。噂ですが『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006)のパチンコでは、契約料が10億円かかったとも聞きます。

アニメパチンコの当たり演出

てら Twitterのコメントで「アニメパチンコで大当たりのときに用いられるシーンってどういうものがあるんでしょうか?」という質問が来ています。これは私も気になります。

蛍火 台によって千差万別だと思います。いちばんベタなものだと、『シンフォギア』のように敵のボスとの戦いに勝つというものがありますが、ほかには日常的なシーンから当たりが来ることもあります。これは打っている人が期待していないぶん、当たったときの衝撃が大きいので、それを狙ってやっているように思います。

 たとえば『コードギアス 反逆のルルーシュ』(2006)の台では、主人公のルルーシュがライバルのスザクと合流して猫を追いかけるシーンがあるのですが、そこで足を滑らせたルルーシュをスザクが助けたら当たる、という演出があります。それから、当たっている最中のシーンという意味では『シンフォギア』は歌っていることが多いですね。曲によって当たりが継続できる確率も変わっていきます。

《フィーバー戦姫絶唱シンフォギア3》(2022)演出解説
©Project シンフォギア ©Project シンフォギアG ©Project シンフォギアGX ©Project シンフォギアAXZ ©SANKYO

くあド 次が当たり確定の歌とかもありますよね。ほかには、当たっている最中はキャラが踊っているだけ、みたいな演出もあります。たとえば「〈物語〉シリーズ」(2006−)の台では「白金ディスコ」を踊っていることもありますね。

安原 パチンコの当たり演出で言うと、「白組」や「サンジゲン」といったアニメ制作会社はパチンコのCGを作る業務も大きな比重を占めていたわけですが、演出がすごかった台にはどんなものがあるんでしょうか?

くあド 個別の台の話ではありませんが、最近では音声と映像だけではなく、振動したり風が吹いたりといった演出もあります。

三条 匂い以外は基本的にありますね。

てら すごい、映画の4DXみたいな感じなんですね。

くあド 映像美みたいな観点だとなんとも言えないのですが、先ほども話題になったように、原作では負けるシーンで逆に勝ったりするアニメ映像が用意されているのは面白いですね。ほかには、スロットですが『探偵オペラ ミルキィホームズ』(2010)の演出は好きでした。すごく長くて、3分くらいアニメ本編のOPとEDをすべて流すんです。

蛍火 あと、プレイヤー側に語りかけてくる演出もありますね。『超電磁砲』だと、御坂美琴が「あんたにやってほしいことがあるの……ううん、あんたにしかできないことがあるの。右打ち!」って言うんですよ(笑)。超面白かったです。

三条 当たったときにテレビ版『エヴァ』最終回みたいに「おめでとう!」って言ってくる台とかもありますね。

くあド 『まどマギ』は液晶パネルをタッチすると反応があったりします。

《SLOT魔法少女まどか☆マギカ2》(2016)より、タッチ演出
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

蛍火 『シンフォギア』だと、ボスと戦う演出で主人公に「押せ!」って言われたとき、ボタンではなくて主人公の武器を模したデバイスを押すんですが、まるで自分が敵を殴っているようなモーションになりますね。

三条 ボタン以外に押すとアツい演出になるものはほかにもあって、『禁書目録』だと紋章が描いてあるものや、『エヴァ』だとコックピット内のエヴァンゲリオンを操作する機械を模したものがあります。こういうのがあると、没入感が高まるので面白いですね。

安原 パチンコを通じてその作品を知った人には、アニメしか見てない(低志会の)我々とはまた違った作品の受容があるんですね。タイトルは同じだけど見ているものが違う、というのは面白いですね。

てら キャラクターと一緒に戦っているようにも見えます。先ほど蛍火さんが言っていたように、「俺が大当たりを出すことによってあの子は勝てるんだ!」みたいなのは、幸福なあり方ですね。

蛍火 まぁ、めっちゃ楽しいです(笑)。開発する側からしても、アニメ本編のストーリーがすでに存在している、というのは本当に楽なんだと思います。今度『からくりサーカス』(2018)の台が出るんですが、これも先行解禁されている情報を見ると良さそうな台なので、楽しみです。

てら ここでまたひとつ、Twitterのコメントを取り上げたいと思います。「上手なパチンコ台は大当たりすると、そのキャラクターが本当に好きになる、ということがあります。《CR戦国乙女》とか、そこがうまくて流行った、みたいなところもあります」とのことですが、いかがでしょうか?

くあド いまの台で言うと《ミリマス》はキャラクターが感謝してくれたりして、楽しいです。当てたポイントのランキングが出たりすることもあります。

蛍火 コメントの通りで、僕はゲームの《ミリマス》本編はプレイしていないのですが、「馬場このみ」というアイドルが大好きです。

てら 少し話が戻ってしまうのですが、当たりには「強い敵を倒す」というパターンと「日常的なことがうまくいく/いかない」というパターンがあるんですよね。題材となる作品によって違うんでしょうか?

蛍火 ひとつの台に両方あることが多いです。『シンフォギア』だと主人公の首筋に幼馴染の子がジュース缶を当てて、びっくりしているシーンの上に「この後ッ!? まさかの展開がッ!」というテロップがついて、その後に数字が揃っていることがあります。アニメ本編を見てからだと「これ、こういうシーンだったんだ……」という感動がありますね。

《CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア》(2017)より、まさかの展開
©Project シンフォギア ©Project シンフォギアG ©Project シンフォギアGX ©Project シンフォギアAXZ ©SANKYO

くあド 漫画を読んでいたら、ネットでよく見るネタ画像のオリジナルが出てきた、みたいな感動ですね。

てら それってつまり、アニメというひとつながりの物語をデータベースに見立てて、パチンコにしたときに映えそうな部分を断片的に引っ張り出してきているということですよね。面白いです。

蛍火 アニメの最高のパッチワークと言ってもいいかもしれません。

二次創作としてのアニメパチンコ

てら いま聞いていた話だと、皆さんの所属する負けヒロイン研究会の会長である舞風つむじさんは「アニメから我々が排除されていることが大事だ」みたいなお話をされていましたよね。でもパチンコでは、現世利益と画面の中での成功が完全にリンクしていて、それとは正反対の現象が起こっているようにも感じました。つむじさんのお話では、キャラクターが現実には存在しないというのが大事で、そこにアクセスする方法はない、という方向に行くわけですが、パチンコはどちらかというと「俺がもう一度回せば当たる!」って感じですよね。そういう意味では、なにやら矛盾を抱えているようにも見えます(笑)

舞風つむじ すみません、お邪魔します。僕もパチンコはここにいるパチンカーに誘われて打ち、少し当たった末に大負けして以来やっていないので詳しいわけではないのですが(笑)。僕の考えに引きつけて言うならば、パチンコというのはとても巧妙にできている「二次創作」だと思っています。なので、「いくら玉を入れてキャラクターを救えたとしても、それはあくまで二次創作の範疇に過ぎず、本編のキャラクターを救えてるわけじゃないんだ」という方向でご理解いただけるといいかなと思います。

安原 「原作ファンのために作られているわけではない二次創作」という考え方をすると面白いですよね。パチンコ以外にあまりないような気がします。

蛍火 原作ファンから見れば、受け入れられないものは結構あるかもしれません。

安原 ただ、それはギャンブルだから別にいい、みたいな解釈もできますよね。目的が別のところにある二次創作というか。

三条 ほかに言っておきたいネタとしては、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011)のヒロイン・めんま(本間芽衣子)を嫌いになりたくなければ『あの花』の台は打たない方がいい、というのがあります。「あの花」の台では、いちばん当たる可能性の高いリーチが「めんま、みーつけた!」の感動的なシーンなのですが、失敗すると、めんま本人が「押して!」と言いながら差し出すボタンを押してるのに、そのままめんまを見つけられずに(?)終わっていくんですよ。しかも、ほかの演出と併発していないと、外れる確率も割と高いんです。

蛍火 「お前いま目の前にいただろ!!!」っていうね(笑)

くあド 「secret base~君がくれたもの~」が流れていて、最高の雰囲気なんですけどね……。なのに見つからない(笑)

てら いい話ですね……。私のアニメの見方が完全に変わりました。これまでのお話をうかがっていると、パチンコは当たるまで延々と回し続けるもの、ということでいいんですよね? 少し抽象的な話になってしまいますが、その当たり/外れにアニメの演出がかぶさっているということは、ひっくり返せば原作のアニメ本編というのは、ある意味ですべて「大当たり」しているということになりますよね。もちろんマミさんみたいな、逆のパターンもあるわけですけど。そう考えると、アニメの本編というのは奇跡的な確率で全部が大当たりだった回で、その背後には「当たらなかった無限回の試行」みたいな並行世界が屍として横たわっているんだ、ということになるわけで……。つまり『あの花』本編の最終回で、めんまを見つけられなかったパターンがじつは大量にあり、皆さんはそれを身をもって体感している(笑)

蛍火 それは面白い解釈だと思います。アニメによっては、毎日1店舗で作中のキャラクターが300人くらい死んでる世界線が存在する台もあるかもしれません(笑)

てら パチンコのリアリティだと、むしろ「失敗する・倒せない」みたいなパターンがデフォルトで、そのなかで確率的にときどき当たりがある。一般的なゲームと違って、プレイヤーの技量で完全にコントロールできるわけでもない。そういう偶然性の感覚は、なんだかんだうまくいくアニメの一本道のストーリーとは対照的で、非常に面白いと思います。

安原 アニメパチンコは二次創作という話も出ましたが、「公式」と「非公式」の境目くらいの立ち位置に存在しているのも興味深いですよね。

蛍火 アニメの本編では出てこない演出もありますからね。パチンコにはパトランプみたいな演出がしばしばあって、これが光って鳴ると当たりなのですが、『マクロスF』の台ではランカがパトランプの着ぐるみで出てくる演出になってるんですよね。もちろん本編には出てきません。

《Pフィーバーマクロスフロンティア4》(2021)より、パトランカ
©2009,2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT ©SANKYO

アニメパチンコ小史

てら ここでまたコメントを紹介したいと思います。「印刷会社で働いてた頃、隣の席の人がパチンコの折り込みチラシをデザインしてたけど、アニメ風美少女キャラの《海物語》が出てから、その後急にアニメパチンコが勃興した感がある」「たしかアニメ『うみものがたり~あなたがいてくれたコト~』が2009年で、その後の2011年にパチンコ原作のアニメがどかっと出たので、おそらく《海物語》は一種のビジネスモデルを定着させたと思っています」とのことです。

くあド 2000年代半ば過ぎに、パチンコより先にスロットで『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』(2002)とタイアップした台や、その後アニメ化もした《快盗天使ツインエンジェル》(2006)、萌えアニメ風の《マジカルハロウィン》(2007)が出ているので、そっちからかもしれません。あと、液晶がつくようになったのも大きいのかも。

てら 「世界最初の液晶搭載パチンコ台は《麻雀物語》で、アニメ調のキャラクターでした。そして《麻雀物語》はバリバリに現役のシリーズです」というコメントがありますね。検索してみると、液晶が搭載されたのは1991年の《麻雀物語》が最初みたいです。このシリーズの最近の台の女の子、すごくかわいい……。

《パチスロ麻雀物語4》(2021) ©HEIWA

安原 日本のアニメが原作のパチンコは、1990年代末に『ルパン三世』(1971)の台が出たのが最初だと聞いたことがあります。

くあド ほかには、2005年くらいから『エヴァ』の台はずっとあったみたいですね。『エヴァ』はパチンコでしか見ない時代が続いたという話はよく聞きます。

安原 この話はすごく重要で、いわゆる「旧劇」と「新劇」のあいだは、漫画を除けば事実上パチンコしか公式の供給がなかったから、それまでとは異なった層を取り込んで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(2007−21)につながっていったのかもしれないですね。

てら 「『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のラストの、エヴァシリーズが何種類も消えていく演出も、パチンコのメタファーでは? と言われてましたね」というコメントが来ています。このあたりは安原さんが好きそうな話題ですよね。パチンコの演出が本編に逆輸入されていく、みたいな。

安原 たしかにそうかもしれません。ただ、私自身は打ったことがないからわからないんですよね。検証できれば面白そうですね。

てら 個人的には表象文化論とかメディア論系の人に、アニメとパチンコについての研究書を書いてほしいと思っています。いつか学会誌でも特集してほしい、最近『表象』でアニソンの特集とかしてたし。こんなユニークな文化領域ってそうそうないんだから、人文系アカデミアが手をこまねいている(ように見える)のはもったいないと思います。駒場は厳しくても、パチンコマネーで東大の情報学環あたりに寄付講座とかつくれば、いけるんじゃないかな(笑)

女性向け/実写/架空のパチンコ

安原 ここまでの話を聞いていると、アニメパチンコ・パチスロは基本的に男性向けにデザインされている台が多いように感じますね。

三条 以前『ストライクウィッチーズ』(2008)の台のレビューを見ていたら、「パンツが多すぎて萎える」というコメントがあって、なら打たなければいいのに、と思いました。あと正確にはパンツではなく「ズボン」ですね。

安原 逆に「乙女ゲー」原作のパチンコはあるんですか?

くあド 乙女ゲーではないですが、女性人気の高い『おそ松さん』(2015)の台はあります。

蛍火 乙女ゲーはキャラクターを売りにしている印象があるので、万が一キャラクターを嫌いになってしまったら……という懸念はあるのかもしれません。

てら コメントで「有名なのは《パチンコCR薄桜鬼》とかありますが、女性ユーザーは実写ドラマ台とかにつきやすいと思う(『冬のソナタ』とか)」というものが来ています。

《パチンコCR薄桜鬼 緋焔録》(2013)より、恋愛成就(大当たり)
©IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY ©IF・DF/「薄桜鬼」制作委員会 ©Daiichi

くあド 『冬のソナタ』(2002)の台はたしかにありましたね。《薄桜鬼》はあまり聞いたことがないです。

蛍火 《薄桜鬼》(2008−)は女性向けの恋愛アドベンチャーゲームで、アニメ化もされています。新選組がモデルで殺陣もあるので、パチンコにしやすかったのかもしれません。それでいうと《刀剣乱舞》(2015−)はパチンコにできるかもしれませんね。あと《ぱちんこ 冬のソナタ》シリーズ(2006−)のおかげで、ペ・ヨンジュンさんはいまだにこの国で稼げてます。

くあド 《うたの☆プリンスさまっ》(2010−)もパチンコにできそうですよね。

安原 実写ドラマに関していうと、ほかにも実在の人物を用いたパチンコがありますよね。あれはどういった内容なんでしょうか?

くあド 「高須クリニック」のパチンコは高須院長が「YES」って言ったら当たり、みたいな演出だったはずです。

蛍火 若かりし頃の高須院長の写真が映ってて、目がちょっと大きくなったら当たり、みたいな演出もありますね。悔しいですけどあれは面白いです(笑)

安原 ヤバいですね(笑)。なんでもありなんだ。

三条 なんでもありという話だと「うまい棒」のパチンコもありますけど、あれはどうなんですか?

《Pうまい棒》(2021)より、うまみちゃん ©やおきん ©HEIWA

蛍火 あれは、うまい棒のキャラクターである「うまえもん」の妹の「うまみちゃん」が出てますね。本当になんでもありなので、『明日ちゃんのセーラー服』(2022)もやっていいと思うんだよな……(笑)。『明日ちゃん』は演出とスペックを全部考えてあります。

安原 やっぱり「パチンコ化したらこの作品はこういう当たりがありそう」みたいな話は定番なんですね。

蛍火 先月ここの4人(くあド・三条・舞風・蛍火)で遊びに行ったときは、1時間くらい架空パチンコの話してました。『とらドラ!』(2008)はパチンコにするとキャラクターが足りない、みたいな。

三条 個人的には『少女☆歌劇レヴュースタァライト』(2018)の台が出てほしいです。『シンフォギア』が合うなら『レヴュスタ』も合うと思うんですよね、「大場なな」は名前に「7」入ってるし(笑)。あとパチンコではキリン柄がアツいんですが5、作中にキリン出てきますし。パチンコ向けに作ってる可能性すらあります。

くあド 暴論だ(笑)

依存をやわらげる(?)コミュニティ

てら 義務教育ではおそらく「ギャンブルはよくない」みたいな指導を受けると思うのですが、皆さんは後ろめたさみたいなものは抱えているのでしょうか?

蛍火 僕は真面目な人間で通っているので、親が知ったら卒倒すると思います(笑)

三条 僕も家族にはまだ内緒にしてますね。一度、初めてパチンコを打ってから、親に「社会経験としてパチンコ行ってみたら?」って言われたことがあって、初めて来たみたいなふりをしたことがあります(笑)

くあド 僕はバレていると思います。

安原 じゃあ、この界隈以外の友人には大っぴらには言っていない感じですか?

くあド 仮に大学の同じゼミ生がパチンコ屋にいたとしても、話しかけたりはしないと思います。

三条 僕は大学で仲良くなった数人には話のネタとして言いました。

安原 話せるコミュニティがあるというのはいいことですね。

蛍火 半分はこのコミュニティのせいでパチンコをしているというのもありますが(笑)。とはいえ、最初のほうでも少しお話しした通り、やはりひとりで完結するという点がパチンコの魅力だとも思います。

てら 店内がうるさいからそもそも他人とコミュニケーションできない、みたいなお話もありましたよね。そこでは目の前の台と孤独に向き合う環境が生まれていて、昨今のSNSなどでしばしば発生するように誰かのバズった感想などが必ず視界に入ってきてしまって、それを前提に鑑賞せざるを得ない、という作品の受容態度とはかなり違うような気がします。パチンコで勝った/負けたが自分だけに帰属するというあり方は、実はすごく貴重なものなのかもしれない。

蛍火 僕は昔から、街中などで知人に見つけられることが多くて、その影響で常に誰かに見られているのではないかと考えることがあったのですが、それを確実に回避できる場所としてのパチンコ屋という側面もあるかもしれません。カフェよりも落ち着くかもしれないですね。

安原 たしかに、ひとりで座って何かできるところって意外とないですよね。

くあド いまでは台に座りながら充電もできますしね。あと「1パチ」(1円パチンコ)はお年寄りの需要があるみたいです。

三条 平日の昼に、0.2パチや0.5パチといった低レートの《海物語》(1999−)の台に座っているお年寄りは結構いますね。

安原 てらまっとさん、これは「ケア」の話ですよ。

てら そうきたか(笑)。私も、お話を聞いていたら「パチンコ意外と素晴らしいな」と思えてきたんですが、他方で「退職金や年金をパチンコで全部溶かした」みたいな話もよく聞くわけで、そこの線引きは結構難しいように感じます。そのあたりはどうでしょうか?

蛍火 趣味の範囲で自制できる人でないと難しい、というのは確実にあります。ただ、現代ではあらゆるものに依存の可能性があるので、パチンコだけがそうとは言えないと思います。なので、ほどほどに自制しつつ、ある程度他者と関わりを持ち……といった、ほかとあまり変わらない対処法が重要なのではないか、と。フォロワーと「お前今日負けてるじゃん!」みたいな話をすることが、いい薬になっているのかもしれないです。それがなかったら、僕もひとりで延々と打ち続けている人間になっていたかも(笑)

くあド そもそもパチンコに依存する人は、仮にパチンコをやっていなくても、たとえばソーシャルゲームなどに依存するのかもしれないですしね。

安原 ソシャゲに課金したりYouTuberにスーパーチャットをしたりするよりは、パチンコはお金が返ってくる可能性がありますからね。

くあド 可能性は、ですけどね(笑)

蛍火 たまにソシャゲのガチャとパチンコのどちらが健全か、という話を友人とします。

てら そう考えると、パチンコの地位が相対的に上昇しているようにも感じますね。

三条 あとは、ゲン担ぎとしてマナーが良くなったりしますね。僕は打ちに行く前に、信号をちゃんと守って、横断歩道をしっかりと渡ります。基本そういったジンクスは信じていないのですが、やるだけやっとくか、みたいな(笑)

蛍火 めっちゃわかります(笑)。本来、確率の数字以外はすべてオカルトだとわかってはいるんですが、外食のときすごく綺麗に食べるようにしています。舞風さんもこのあいだ打ったとき、どんどん外れの沼にハマっていくなかで「曲が悪いんじゃないか?」と言って流している曲を切り替えてました(笑)。ほかには駐輪場の番号をゾロ目にしたり、まったく関係ないところに関係を見出そうとしますね。

てら いい話……なのか?(笑)

おわりに

安原 そろそろまとめに入ろうかと思います。今日の感想などあれば、最後にお聞かせください。

蛍火 もしこの座談会を聞いてパチンコに興味を持たれた方は、ぜひDMください(笑)。おすすめは『禁書目録』と『コードギアス』です。あと『シンフォギア』は好きですけど勝てません。以上です。

三条 僕がいちばんパチンコ歴が短いので、いろいろお話を聞けて楽しかったです。あと、パチンコは基本的に負けるので、あまり熱中しないほうがいいと思います。

くあド 肩まで浸かった人たちからの忠告ですね(笑)。パチンコやスロットのことを真面目に考えたことはなかったので、いい機会になったなと思います。低志会的にはこんな話で大丈夫だったんでしょうか?

てら 低志会のいつもの雑談より有意義だった気がします(笑)。私はまったくパチンコがわからないまま(スペースの)ホストをやりましたが、知らないことをたくさん教えてもらえて、とても面白く勉強になりました。ありがとうございました。

安原 すごく楽しい話で、終始盛り上がって良かったと思います。今日は遅くまでありがとうございました。

くあド & 三条 & 蛍火 ありがとうございました。

話者

くあド Kuado

学部3回生。趣味がドラゴンボールゲーセンパチンコ麻雀の人間です。大学では主に映像を学んでいます。

Twitter:@o1oOk8u4nc9kx3D

三条しぐれ Sanjou Shigure

新生活早々パチンコにハマった大学1年。データを見ずに萌え台ばかり打っているのでいつも負けている。

Twitter:@sanjou_shigure

蛍火くじら Hotarubi Kujira

早稲田大学負けヒロイン研究会所属。専門は図書館学。SANKYO信者だったが最近は平和ちゃんのことも気になっている惚れっぽいパチンカー。

Twitter:@hotarubi_kujira

舞風つむじ Maikaze Tumuzi

ギリギリ20世紀生まれの早稲田大学負けヒロイン研究会主宰。負け戦に乗るほうが得意なので、基本ギャンブルには向かない。

Twitter:@maikaze_tumuzi

聞き手

安原まひろ Yasuhara Mahiro

1987年生まれ。ライター/編集。美術系メディアの編集。アニメの記事も各所で書いている。

Twitter:@Mahir0rihaM

てらまっと teramat

「週末批評」管理人。志の低いアニメ愛好会(低志会)メンバー。バーチャル美少女セルフ受肉アニメ批評愛好家として労働の合間にアニメを見る日々。

Twitter:@teramat

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脚註

  • 本文中のアニメ作品のタイトルに付された制作年は、原則としてテレビ放送・劇場公開された年を示していますが、一部ソーシャルゲームなどはサービスが開始された年を示しています。
  1. 「志の低い」アニメを愛好する中年男性4人組のユニット。ときどきTwitterの「スペース」で雑談している。 ↩︎
  2. 男性主人公と結ばれなかった「負けヒロイン」を研究するサークル。舞風つむじ主宰。 ↩︎
  3. テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』第3話で、巴マミが敵の魔女に頭を丸かじりされて死ぬシーンに由来するジャーゴン。 ↩︎
  4. 座談会収録後の2022年7月から、往年のパチスロを擬人化したアニメ『ハナビちゃんは遅れがち』が放送されている。 ↩︎
  5. 大当たりする可能性が高い演出を「激アツ」といい、各メーカーによって独自の柄・模様が採用されている。キリン柄がアツいのはサミーの機種。 ↩︎

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