文芸批評– category –
-
ウィズ・ザ・ビートルズの消失──村上春樹『一人称単数』装画を読む|倉津拓也
代表作『アンダーカレント』などで知られ、寡作ながら国内外で高く評価される漫画家・豊田徹也(1967–)。 豊田は村上春樹の短編集『一人称単数』の装画も手掛けているが、そこではある謎めいた「消失」が起こっているという。 2023年11月の文学フリマ東京... -
陰謀論者の夢──アーレイ・バーク試論(2)shoot:射撃/撮影|壱村健太
前世紀末、日本の映画監督、小説家、批評家たちが、同時代のアメリカ映画の現状をめぐって座談会をおこなった。 -
陰謀論者の夢──アーレイ・バーク試論 (1)霧、襲来|壱村健太
あまり知られていないが、2013年にアメリカ国家安全保障局(NSA)が極秘に運営していた大量監視システム(PRISM)の存在を暴露した内部告発者エドワード・スノーデンは、日本に滞在していたことがある -
《エンキリディオン Enchiridion》——山上徹也容疑者の未発表論文「哄笑」を読む|壱村健太
哲学者の仲正昌樹は、かつてキリスト教系の新興宗教団体「統一教会(現・世界平和統一家庭連合)」の信者であり、その当時の宗教体験を語った自伝的著作(『統一教会と私』、論創社、2020年)のなかで、次のように述べている。
1