2012年– tag –
-
アニメ批評
どんでん返しのヘテロトピア──『じょしらく』と震災後の日常|てらまっと
『魔法少女まどか☆マギカ』が大ヒットした2011年とくらべると、翌2012年は『おおかみこどもの雨と雪』や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』といった劇場アニメが大きな興行的成功を収める一方で、テレビアニメにはこれといった話題作が見あたらなかったようにも思える。にもかかわらず、ここで『じょしらく』を取り上げるのは、マリーさん(蕪羅亭魔梨威)が可愛いとかキグちゃん(波浪浮亭木胡桃)が腹黒いとか、そういう個人的な理由だけではない。 -
座談会
【対談】震災後の遠景──アニメから見た2012年の風景|志津A × てらまっと
東日本大震災の起きた2011年には注目すべきアニメ作品がいくつもあったように思います。『魔法少女☆まどかマギカ』がその中でも大きく話題になった作品だったわけですが、他にも注目作として、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『輪るピングドラム』『日常』などといった作品がありました。そして、2011年末には『映画けいおん!』が公開されたわけで、この作品は、『まどマギ』がそうであったのと同様、まさにひとつの時代の節目を印づけた作品だったように思います。
1