涼宮ハルヒの憂鬱– tag –
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【座談会】私たちはなぜキャラソンを聴くのか?──キャラクター文化と交差する音楽の現在地|私的音楽同好会
ポピュラー音楽のなかでも自己を表現する音楽を独自に「私的音楽」と名づけ、美学や社会学といった観点から探究している「私的音楽同好会」。 アニメなどのキャラクターソング(キャラソン)もまた、キャラクターが自己表現を行う私的音楽のひとつに数えら... -
生誕の喜劇──アニメ『けいおん!』と日常系の臨界点|志津史比古
村上春樹は、『国境の南、太陽の西』の中で、ひとりっ子の主人公に「自分にもし兄弟がいたら」という空想を思い描かせている。いや、正確に言うならば、そうした仮想が繰り広げられそうになる瞬間に、それを制止させている。主人公は、母親から尋ねられたときに、次のような返答をしたという。 -
日常における遠景──「エンドレスエイト」で『けいおん!』を読む|志津史比古
「セカイ系」では、非日常的な状況を持ち出すことで、日常の価値を逆照射しているところがあった。こうした日常の価値を、非日常的な設定を持ち出すことなく、率直に称揚していく作品が「日常系」なのではないか。
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